情報の伝達における図解の守備範囲




情報の伝達における図解の守備範囲


「図解」を使って情報を伝達するということは、
どういうことなのでしょうか?

情報は、発信者と受信者の双方の関係で成り立ちます。
発信者ばかりがスキルを身につけようとしても上手くはいきません。
受信者にも一定レベルのスキルが必要になります。

「情報」を伝える手段として「図解」を使っているのは、
書くことによって論理的に考えることが要求され「情報」としての
価値が高まり正しく伝えやすくなるからです。

そこで、情報の発案から行動・成果の段階での図解の役割を考えてみました。

     情報を、発案して行動を喚起する段階を考えると..
     http://www.zukai.net/002moku/kihon004.html


図解の守備範囲は
 2:記号化
 3:発信
 4:受信
 5:解読
コミュニケーションの途中の4段階だと考えます。


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■ よい道具をがあれば...
---------------------------------------------
情報の伝達を考えるときに大切なことは
「道具・技術」だけを考えても片手落ちだです。

大切なことは
 ・価値ある発案をして
 ・正しく伝えて
 ・行動を喚起する
そして、その結果として「期待する成果」につながります。

これを逆にたどると..
 ・成果につながる行動をしたか?
 ・期待した通りに行動したか?
 ・何を、どう行動するかが正しく伝わったか?
 ・伝えた「アイデア」は価値あるものなのか?
となります。

どんなに良い道具を使っても、伝える技術を高めても
それだけでは良い結果は生まれません。


大切なことは
 1.価値ある発案
 2.期待通りに行動する環境や人間関係
だと考えます。


---------------------------------------------
■ 発案の内容が乏しいと..
---------------------------------------------
価値ある発案であるかが重要です。

発案(アイデア)の内容が乏しいと表現できません。

でも、よくあるのが...
「私のアイデアを表現してください。」と依頼されるのですが、
内容が乏しかったり完成度が低い場合が多いのです。

図解にすると...
発案(アイデア)の完成度やレベルがハッキリします。

見た瞬間に
 ・私は、そうは思わない。
 ・この部分に納得できない。
 ・ここがつじつまが合っていない。
 ・主張の裏付けが弱い。
などの意見がすぐにわき上がります。

これが「図解」の良さです。
逆に、内容が乏しい場合には自分の考えの浅さ・弱さが露呈します。


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■ 行動する環境が整っていないと..
---------------------------------------------
期待通りに行動する環境や人間関係が大切です。

価値あるアイデアを伝えて、相手が理解したとしても、
期待通りの成果が得られるとは限りません。

コミュニケーションの土台は、人間関係です。
良好な人間関係が築けていないと伝わったけれど、
行動してくれないということになります。

心を開いていない相手に対しては、
何をぶつけても受け入れてもらうことはできません。

その上...

人間関係が良くて、正しく伝わったとしても、
成果を上げるための環境や仕組みが悪いと、
期待した成果を上げることができません。



何か事を起こす時に図解を使って仕事を進めたとすると..
その図解を制作した人の力量が問われます。

それは、その企ての成功・不成功に大きく影響するからです。

図解には..
 ・発案(アイデア)のレベルを高めることと、
 ・その実現のための構造設計をする、
 ・環境整備をするという
様なことまでが求められます。

以前は、頑張ればなんとかなった時代です。
これからも「頑張る!」は、とても大切な成功要因だと思います。

でも、これからは..
 ●何を
 ●どう
 ●頑張る
これが求められます。

情報を伝えて行動を期待するときは、それを意識することが大切です。


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頭に描いた理想を仕組みにして実行する構造



頭に描いた理想を仕組みにして実行する構造


最近の例ですが...

会社案内を新しくしたいので「図解」で作って欲しいと打診されました。
でも、その会社の社長からはお金がないのでできるだけ安くしたい。
だから打ち合わせ無しで作って欲しいいう事でした。

私としては、しっかり打ち合わせをして作成したいと考えています。
打ち合わせしないで制作することはできないとも考えています。
そして結果は、仕事として成立はしませんでした。


他には..

「うちの会社の図解をして」と言われることがあります。
内容は、会社案内やWEBサイトを見てもらえば分かるから。
というような依頼を受けたこともあります。
でも、このような依頼もお断りしています。


なぜなら...

現状の会社案内やWEBサイトを材料として
新しい会社案内を作るということは、
内容を変えずに表現を変えるということです。

現状の会社案内は、かなり前のものであり
現状と違っていたりします。

それを見るだけで、打ち合わせをしないで作成しても
依頼者が納得できるものが作成できないと考えているからです。



なぜ、新しい会社案内が欲しいのでしょうか?

これは現状では手詰まりなので新しい会社案内が欲しいのです。
何にために「図解」するのかに立ち返ると...
自分の会社の未来を築くためにという目的となります。

新しい展開をするために「図解」で何とかならないか?
という事なのです。
社長の頭の中は未来に向かっています。
でも、その未来は「もやもや」した状態です。

現状の会社案内やWEBサイトの情報から
図解を使った会社案内を制作すると評価はどうなるか?

現状の手詰まり状態を招いた過去の材料を使って、
表現を変えることで新しい未来を築こうとすることになります。

そして、表現された図解の会社案内の内容を評価する基準は、
言葉にならない状態の渦巻いている社長の「思い」です。

過去の材料を元に制作した「図解表現」が、
社長の頭のなかにある未来への「思い」で評価されるのです。
その未来への思いは言葉にならない「モヤモヤ」状態で、
整合性のチェックもされていません。

これでは、苦労して時間をかけても誰も満足できません。


今回の図解シートは、
ビジネスの中での「会社案内」の位置づけを定義しました。


これによって
 ・「会社案内」に影響を与える要素
 ・「会社案内」が影響を与える要素
が明確に確認できると思います。

会社案内は、社長の事業への思いや仕事の仕組みに大きく影響を受けます。
それらを何も考えないで印刷会社に「会社案内」という印刷物として依頼すると、
単なる「印刷物」としてできあがってくることになります。

これからは、どんな仕事も「知恵」が競争力として必要です。
それができる会社が伸びていきます。
会社案内は、その「知恵」を表現したものとなります。

「会社案内」を単純なモノとして扱うことしかできないと...
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